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なぜ社会人で博士課程に進むのか?動機と決意

はじめまして、TMTです!

この春(2025年4月)から、社会人をしながら博士課程に通いはじめました。

このブログでは、「社会人として研究をどう進めていくか」や「時間のやりくり」「悩み」とか、実際に体験したことをリアルで少しずつ書いていけたらいいなと思ってます。

初回は、僕がどうして博士課程に進もうと思ったのか、その動機について書いてみます。

目次

修士を終えて、仕事に戻った

僕は数年前に、勤めていた出版社を退職し、東京大学大学院公共健康医学専攻に進学、無事に公衆衛生学の修士号(専門職)を取った。

当時は博士課程に進む選択肢もあったのですが、M2の頃に次男が誕生したこともあって、さすがに家庭を優先しなきゃなと。進学よりも働く必要性を感じて、社会人に戻ることを考えました。

その後は、コンサルタントや医療系のライターなどの仕事をしていて、研究からはかなり離れた生活をしていました。

修士時代の同期は、けっこうそのまま博士課程に進んだ人が多く、どこか自分の中でひっかかりはありました。

「PhDじゃない」のうしろめたさ

出版者で働いていたころも、僕の周囲には博士号を持って、バリバリ活躍している人は多くいた。

出版者では、クライアントの論文投稿をサポートする仕事をしていて、クライアント、チームメンバーにはPhDだったりして、肩書以上に「自分はそこまでじゃないな」という気持ちが付いて回っていました。

よく「足の裏の米粒」なんていいますが、まさにそんな感じでした。

取らなくても困らないけれど、取らない時になる、みたいな。

再燃した「学びたい」気持ち

今の職場では薬剤疫学に関わっていて、専門性が求められる場面が増えてきました。
幸いにもテレワークで時間を比較的柔軟に使えるし、周りを見ても、同じように働きながら大学院に通ってる同僚がちらほらいたんですよね。

「今なら、いけるかもしれない」
そう思って、また調べ始めました。


手探りの中で見つけた“ご縁”

正直、研究からはかなりブランクが空いてたので、何から始めればいいか分からなかったです。
私立の大学の資料を取り寄せたり、説明会に出てみたり、地道に情報収集してました。

ある日、ネットで今の大学の説明会が募集されているのをたまたま見つけて、「とりあえず聞いてみよう」と参加。
そこで、受験には事前に指導教員に連絡が必要と聞いて、初めて「あ、そうなんだ」って気づいたんです(笑)。

資料にあった連絡先から、自分のテーマに合いそうな先生に連絡して、ゼミに参加させてもらって。
実はその後、学会の現地会場でばったりその先生に再会したんですよ。
これはもう「ご縁かな」と思って、決めました。


研究テーマは、まだおぼろげ

今は、自分が今の仕事で関わっているデータをどう活かせるか?
どうやったら、より多くの人にとって価値ある仕組みが作れるか?
そんなことを軸に、研究テーマを探している最中です。

まだ輪郭ははっきりしてないけど、少しずつ見えてくる感覚はあって、それもまた楽しいです。


社会人として大学院に通い始めて思うこと

この4月から通い始めたばかりで、授業もまだ始まってないんですが、最初に思ったのは「手続き、難しすぎる…」ってこと。

たぶん、大学のITシステムって、「どうすれば使いやすくなるか」とか、「どう説明すればわかりやすいか」みたいな視点が薄いんですよね。
今の僕はIT企業で働いてるので、余計にそう感じちゃうのかもしれませんが。

社会人としての視点を持って大学院に入ると、アカデミアの“当たり前”を別角度で見られるのも、ある意味で面白いところかもしれません。


さいごに

このブログでは、博士課程での学びや、研究と仕事のリアルな両立を、ゆるく記録していこうと思ってます。

これから進学しようと思っている人や、ちょっと悩んでる人に、「あ、こういう人もいるんだ」って思ってもらえたら嬉しいです。
TMTの挑戦、ゆっくりでも、確実に進めていきます。

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